ひとり初詣

気づけば初詣してなかったと、昼休みに作業場所から某神社へと繰り出す。
いつもの人がまばらな改札前が嘘のような混雑ぶりだった。
え、4日ってみんな仕事しないの、と思っていたら、スーツ姿の怪しいサラリーマンもちらほら。
それでも最大勢力は爺、婆、核家族である。
大学生らしき若い2人はちらほら。
そんな景色はまさに年始の休日である。
混雑の中、迂回路に従って境内を歩く。
昼休み中にごはん食べて戻れるかなと思いながら歩いていると手水舎が見えてきた。
意外と近いかも。
も少し歩くと本殿が。
いやしかしこの人混みはなんぞ。
何十分待てばいいんだ、と考え込んでいたらなんと横に長いこと。
ほとんど待たずに拝礼。
そのあと並んだおみくじの方が待ち時間長かった。
それにしても、家族連れが多い中、一人でおみくじを求めるのがなんと滑稽か。
こんな時に限って100円玉が足らない。
千円札を渡して、おつりを受け取り、いざ、えいやっ、えいやっ、そろそろか、と三十一番。
「来て良かったね」と意訳するならこうだろうとそんな言葉と一緒におみくじを巫女さんから頂戴する。
今年もまさか、と思ったら、あれあれ、なんか初めて見たのはさすがに気のせいかと「吉」。
「無欲ならまーいいことありまっせ、シャチョー!」とそんな内容だったが、「旅 慎め」というのは至極残念。
行こうかどうか迷う旅なら行くな、ぐらいの意味ならいいのだけれども、そうじゃないだろうなあ。
「商売 損得無し」らしいので株は動かぬが吉なのかどうなのか。
方角は西か。

本年も皆無事でありますように。