NHK土曜ドラマ 再生の町

大阪府なみはや市という架空の市が財政破綻となり、なみはや市の財政再建を中心とした物語。収録場所に泉南市が選ばれており、泉南市近くの泉佐野*1とだぶらさざるを得ない"問題作"。公式Webサイトにはなみはや市の詳細設定が掲載されているが、町の地形は明らかに泉南市近辺のものそのまま。なみはやホールの位置には、実際にはイオンのショッピングモールが存在しており、公式サイトに掲載されている写真はイオンの建物と合成したものだと考えれる。
さて、ニュータウン計画"なみはや風の街"推進派として当選した水元市長だが、昨今の情勢を考えるとこの時点であまり現実的ではないかな?とも思うのは自分だけだろうか。財政破綻発覚後もニュータウン計画賛成派の市民の声が次々と出てくるが、得てしてこういう箱物というのは一般市民が食わず嫌いするものの代表格では。そういう設定に難があったのと、結局、市営住宅の建て替えと駅前地区の整理事業は一体どうなったのだろうか?あまり腰を据えて見てなかったので、最終的にどのようになったのかよく分からなかった。
とはいえ、非常に興味深い物語だったのは間違い無い。ハゲタカのように映画化へと持って行ってもらい、多くの人に地方自治がどういう状況か知ってもらいたい。そう考えると、映画「県庁の星」にも通じる内容だった。
id:nextd:20070714:1184440510 県庁の星
県庁の星は山場でのスーパーにおけるやりとりがあまりに不自然だったが、最後のあの持って行き方は非常に現実的で好感は持てた。
…。
一部の悪徳公務員のせいで多くのまじめな公務員が泥を被っているということを知って欲しいなと思うそんな今日この頃(´ω`)

*1:関空開港に伴う無謀な開発計画が重しとなり、財政破綻から決して遠くない市。