魔法少女の世界にさよならを

8月20日(火)

毎日、こんな歳になって一体何をやっているんだろうと思っていた。まして、これがあと数十年と続くのかと思ったら気が狂いそうだった。休みが終わる頃は凄く憂鬱だった。最近は暇になってきたからなおさら。でも、どうすればいいのだろう?去年は同業界の転職にほんの少し手を出してみたが、なんとも言えない幕切れだった。今年の春先はとにかく逃げたくて仕方がなかったが、行くあてなど何もなかった。それから、夏。前述のことがぐるぐる頭を回るようになった。
自分が生涯をかけてやりたいこと、ああそうか、昔簡単に逃げてしまったことがあった。今までいい加減にのらりくらりやって逃げてきたのがこの全ての元凶ではないだろうか。
そうだ、こんな素晴らしいことがあるじゃないか。苦しいけど、生涯を捧げることができること。
ベックスコーヒーで、決心を話した。もう、妥協はしない。くだらないことにこだわらない。必死になってそれを手に入れて、自分の立派な仕事にする。残るチャンスは1回、実に自分らしい気もした。
「わたしだってもう絶望する必要なんてない!」